〜直訳しにくい表現を、端的に伝えるコツ〜
第0話「あなたに伝えたいこと」
Q. あなたがこの世を去るとき、
人生で最も大切なことを3つだけ英語で言い残せるとします。
ひとつだけ条件があって、
英文はそれぞれ5単語以内で簡潔に述べなければなりません。
あなたは大切な人に、大切なことを、どんな言葉で伝えますか?
A. 例えば・・・
1. Cultivate gratitude.(感謝の気持ちを養いましょう)
2. Nurture relationships.(人間関係を大切に育もう)
3. Embrace your passions.(好きなことを大事にしよう)
4. Foster resilience. (粘り強くいこう)
5. Give back.(恩に報いよう)
1~4の例では、英語で「何かを大切に育む」という意味でよく使われる動詞
cultivate
nurture
embrace
foster
を紹介しています。
これらを日本語に訳すときは、文脈に合わせた工夫をすると伝わりやすくなります。
5の例では、英訳しづらい日本語のひとつ「恩」を紹介しています。「恩」という日本語が英語で思い浮かばなくても、わずか2語で同じ意味を伝えることができます。
■動詞+目的語で「何をどうするか」が簡潔に伝わります
もっともシンプルに力強くメッセージを伝えることができ、
ヨガのインストラクションでもよく使われます。
例:Bend your knees.(膝を曲げましょう)
あなたが大切な人に、大切なことを、わかりやすく伝えることができますように。
読んでくださって、ありがとうございます。